おじさんがアロマをためすブログ

アロマテラピーを勉強中。試した香りなどを日記に残していきます。

〜パルマローザってどんな香り?〜

こんばんは、七瀬です。

 

みなさんは、どんな香りのアロマが好きですか?

私は、ハーブ系に偏ってます。

 

ローズマリー(ベルベノン)ですとか、

クラリセージ、パチュリ、

マジョラムもいいな。

 

で、

 

私の好きな香りのひとつ

パルマローザ」が、あんまり使ってる人いない感なので

布教を兼ねて、記事書いてみます〜

 

 

 

 

 

 

 

 

パルマローザとは

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写真wikipediaより

 

パルマローザPalmarosa

学名:Cymbopogon martinii

イネ科オガルカヤ属

 

別名:ロシャ、インディアンゼラニウム、ジンジャーグラス

 

レモングラス、シトロネラの仲間ですが、

パルマローザにはレモン臭がほとんどありません。

(酸味っぽい香りはある。わずかにレモンを感じる人もいるかも)

 

インド原産、草丈1m〜3mに達する熱帯の多年草

アーユルヴェーダでは、熱をもつような感染性の皮膚疾患に

使ったりもするそうです。

 

また、

ローズの香気成分ゲラニオールを豊富に含むため、

石鹸や香水、ポプリにもつかわれる。

 

 

 

パルマローザの香り


生活の木 エッセンシャルオイル パルマローザ 3ml 08-449-3890

 

すみません。ハーブ系じゃありません

オリエンタル系なのです。

 

割としっかりとした「草」の香り。

暗いアジアンなイメージもある。

土の様なグッとくる奥深さ。

 

トップノートに分類する書籍がほとんどだが

香りが強めではあるが、ミドルノート寄りに感じます。

 

草は草でも、ほんわり優しい乾いた草。

希釈すると、華やかさも感じる不思議。

 

レモングラスからレモンを抜いた感じ。

ゼラニウムに近い香りもある。

別名「インディアンゼラニウム」です。

インディアンは「インド」のインディアンのこと。

ネイティブアメリカンじゃありません。

 

 イグサのような、おちつく香りもありますね。

香りは、どちらかというとリラックスダウナー系ですね。

 

音にたとえると「F

石に例えると「ユナカイト

チャクラだと「アナーハタチャクラ(第四)」

 

 

パルマローザと相性のいい香り

 

ベルガモット


生活の木 アロマオイル ベルガモット FCF フロクマリンフリー 精油 3ml

 

精神的に疲れている人にオススメしたい香り。

爽やかな柑橘系で気分は開放的に、

ラベンダーのリラックス成分「酢酸リナリル」を

ラベンダー並みに含んでいます。

 

というか、

ベルガモットは、なんにでも合うので

パルマローザ関係なくオススメしたいです。

 

当社比、

アロマに傾倒した人ほど柑橘系から離れて行くイメージなのですが

これを機に、戻って来て柑橘系で気分転換しましょうぜ。

 

※光毒性あり

肌トラブルになるので、

使用後すくなくとも6時間は紫外線にあたらないで、とのこと

 

 

 

・クラリセージ


生活の木 オーガニック エッセンシャルオイル ORG クラリセージ 精油 3ml

 

重く甘く包み込むような香りのハーブ系

こちらもラベンダーのリラックス成分「酢酸リナリル」を

ラベンダー並みに含んでいます。

 

クラリセージに「女性のための」ってつけるのやめてほしいですよね。

緊張感をほぐす香りですし、男性にもオススメしたいです。

 

クラリセージの過去記事も見てね。

megurunanase.hatenablog.com

 

 

 ・カモミールローマン


生活の木 有機カモマイル・ローマン(カモミール・ローマン) 1ml エッセンシャルオイル/精油/オーガニック

 

2611円か……フローラル系は高い!

高いんですが、カモミールローマンは、

ほんのりリンゴ感のある優しいハーブの香りで、

クセもなく汎用性も高いので、貼っておきますね

 

小さなお子様、お年寄りにも安全で、

しかも馴染み深い香りです。

 

フローラル系は高いけれど、

ローズやらネロリやらよりかは安い。

ちょっと高いアロマにチャレンジしたいなって人に

ぜひともオススメしたい精油です。

 

 なお筆者は、偏頭痛の時の芳香浴用に

カモミールローマンを常備してます。よく寝れるわ。

 

 

 

ローズマリー(シネオール)


生活の木 ローズマリー・カンファー3ml エッセンシャルオイル/精油

 

ローズマリーには種類(ケモタイプ)があるが、

私が一番好きなのはシネオールです。

清涼感があって、喉にスースーする香り。

ユーカリの特徴成分でもあるが、

私は、よりクリアで優しいローズマリーシネオール派です。

 

ブレンドで、重たい香りを程よく軽くしてくれるので、

柑橘系とともに常備して使っています。

 

パルマローザと合わさると、

甘さ控えめなハーバルフレグランスになる感じ。

 

・ホホバオイル小さじ4に

パルマローザ1滴、

ローズマリー1滴

手のひらで混ぜながら、肩マッサージ。

(私はこれにクラリセージ1滴足すこともある)

(0.5パーセント超えるので、皮膚トラブルが出ても自己責任だ)

 

 

 

 

パルマローザと相性のいい香り(上級)

 

 

・サンダルウッド


生活の木 C サンダル ウッド エッセンシャルオイル 3ml

 

この「ガチでお寺の匂い」は、すごいリラックス効果。

落ち着きすぎて「鬱の人は使うべきでない」という人もいます。

 

サンダルウッドにも種類があるが、

私はインド型のほうが好きです。

 

サンダルウッドは弱めの香りですので

サンダルウッド3滴、パルマローザ1滴、な感じで。

 

デフューザーで香らせたり、

私は、フリースの袖に染み込ませたりして香水がわりにしてます。

香りが残るので、グリセリンローションにして

寝る前のヘアトニックにしてみるのも良い。 

 

サンダルウッドは熱で香りが華やかに広がるので沐浴法でもよく使う。

 

・天然塩大さじ3に、一滴だけオリーブオイル垂らして

・サンダルウッド3滴、パルマローザ1滴、クラリセージ1滴

・よく混ぜて、風呂に入れ

・桶かなにかでかき混ぜてからはいる。

 

 お風呂の記事も見てね。

megurunanase.hatenablog.com

 

 

 

 

コリアンダーシード


生活の木 コリアンダー 3ml

 

スパイス系で刺激がとても強く

アロマテラピーではあんまり使えませんが

(私は皮膚が強い男なので、お風呂に平気で入れますが)

 

芳香浴でパルマローザと使いますと、

ほっとする樹木のような、暖かな香りになります。

ちょっと、ふるめかしい書店、喫茶店感。

 

コリアンダーっていわゆるパクチーだけど、

アロマオイルは、葉っぱではなく種子から採れます。

かめむしパクチーの独特な匂いはありません。

 

 

 

・トンカビーン


生活の木 トンカビーンズAbs. (10%希釈) 3ml エッセンシャルオイル/精油

 

ふわっと桜餅の香りがする。

アブソリュート精油(溶剤使ってますっていう精油

刺激強め、粘度が高く使いづらい精油

アロマテラピーではあんまり使われないですが、

初心者にもおすすめしない

 

このサクラモチの香りは、他にはない香りで、

春っぽくて大好きです。

 

パルマローザに「いぐさ」感があるため

トンカビーンズと合わさることで、

やたら「和風」のイメージが増します。

 

トンカビーンズが香り弱めなので、

芳香浴で使う場合は、トンカビーンズ多め。

 

私は、汚れてもいいハンドタオルに

トンカビーンズ3滴、パルマローザ1滴(スポイト換算)を染み込ませ、

肌につかないようにマフラーに忍ばせて首に巻いてます。

和風の香水って感じ。

 

 

 

 

 

パルマローザの注意点

 

・意外と刺激性

肌の弱い方だと、ちょっとピリピリするかもしれません。

異常が出たら、速やかにお湯か水で洗い流してください

初めて使う場合は、少量から。

 

キャリアオイル小さじ2に、精油1滴で0.5パーセント。

目安これくらいなら、大丈夫だと思う。

 

 

・妊娠中の方、禁忌!

パルマローザの特徴成分は「ラニオール」です。

ローズやゼラニウムにも含まれるフローラル成分で、

女性ホルモン様作用があるかもしれない物質。

 

ゆえに代謝を高め、肌ツヤをよくする効果が期待できるのだが、

妊娠中の方は、念のため使用するべきではないとされています。

 

 

・イネ科

レモングラス、ベチバー、シトロネラ、パルマローザ。

イネ科の植物でイネ科アレルギーが起こることがあります。

肌に異常を感じたら、速やかにお湯か水で洗い流してください。

 

イネ科アレルギーでも「ご飯は食べられる!」って人もいるので、

米が主食でも注意して。

初めて使う方は、様子見ながら少量から試すと良いでしょう。

 

 

 

余談1 パルマローザの名の由来

 

パルマローザPalmarosa

Palmラテン語圏で「てのひら」

rosaはバラですね。

これは、植物の形が葉っぱが手の指の様に分岐し

揉むとバラの様な芳香があることから名付けられました。

 

 

別名のロシャとは

https://www.lexico.com/definition/roshay

より引用。

ざっくり翻訳しますと
サンスクリットで「赤みがかった」の意味。
これは、パルマローザの花が赤紫色のボサボサだからですって。

 


属名Cymbopogonは
ギリシャ語で「舟型」を意味するCymboと
ヒゲを意味するpogonの合成語。

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先端の赤いやつを挟めている組織が

笹舟のような形をしてるのです。

 

なお、Cymboの由来については、調べてもわかりません。

ギリシャで出土した舟型容器をCymboと呼ぶ様ですが、

その用途についてはUnknownと書かれていました。

わからんのかい!

 

pogonaは、ヒゲはヒゲでも、男のアゴヒゲです。猫とかじゃなくて。

アゴヒゲトカゲの属名はPogonaですしね。

 

小種名martiniiは

ジンとベルモットを3:1でステアしたカクテル、ではなく

人の名前ですって。学名に人の名前がつくことはよくある。

発見者ですかね。調べても見つかりません。

 

 

語源って面白いですよね。

パルマローザのローザは、まあバラですけど、

ローズマリーのローズは「雫」の意味です。

ロスマリヌス(海の雫)になるそうですわ。

 

 

 

 

 

 

余談2 パルマローザの主な成分

 生活の木オンラインショップより引用。

https://onlineshop.treeoflife.co.jp/ec/cmShopTopPage1.html

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・ゲラニオール

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ローズやゼラニウムに含まれる方向成分で、

パルマローザの独特な「濃さ」は、ここから来てます。

希釈すると、華やかな香りになる。

 

ラニオールは、女性ホルモン様作用で、

代謝が上がり、肌ツヤよくなる。

というような話を「ゼラニウム」で聞きますが、

どうなんでしょうね? 調査中です。

 

パルマローザ精油は、ゲラニオールが80パーセント弱。

ゼラニウムよりもゲラニオールが入ってます。

 

華やかな香りを構成する成分ですから、

リラックス効果あるなあっていう感じ、落ち着く香り

 

 

 ・リナロール

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スズラン、ベルガモット、ラベンダーの香気。

ほっとするような優しいフローラルな香り成分です。

ローズウッド、ホーリーフに多く含まれる他、

イランイラン、ネロリのような濃厚なフローラル系にも含まれる。

 

ビールの香りのコクを決める重要な香気成分とのこと。

 

パルマローザの華やかな香りを構成する成分なのですね。

 

 

 

 ・β・カリオフィレン

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イランイラン、クローブ、バジル、

シナモン、ローズマリーなどにも含まれる成分です。

抗炎症効果、アレルギーの低減効果が期待され、

花粉症対策に、おまじないな気持ちで使って見るのもありですね。

 

この成分はマリファナにも含まれるとのことで、

カリオフィレンオキシドは、麻薬探知犬の訓練にも使われているとこと。

 

つまり、

空港に行く際は、避けたほうがいいでしょうね。

 

 

 

 

・トランス-β-オシメン

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バジル、ラベンダー、(マニアックなところだとオポポナックス)

などに含まれる、ほんのり甘いハーブ調の香りです。

 

バジルの学名が Ocimum basilicumで

オシマムとは、ギリシャ語で「王様」を意味します。

そんなバジルより、

パルマローザのほうが、オシメン入ってますわ。

 

 

余談だが、

バジル精油ベルガモテンが結構な濃度で入ってます(6パーセント)

ベルガモテンって、ベルガモットの光毒性成分ですよね?

バジルも気をつけてください。

 

 

 

 ・シトラール

 

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ラニアール

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ネラール

メリッサ、シトロネラ、レモングラスに含まれるレモン臭です。

パルマローザはレモングラス、シトロネラの仲間なので、

当然ながらシトラールも入っている。

 

デオドラント効果のほか虫除け効果も、あるとのことだが

微量なので、あまり期待しない。 

 

ちなみに、

余談だが、レモンのシトラールも微量だった。

レモンのレモン臭はリモネンによるもの。

レモングラスとレモンは全く違う香りですね。

 

 

 

 

まとめ。

 

パルマローザは、メジャーな香りではないのですが、

香りの隠し味に、ぜひとも使って見てほしい。

 

クラリセージと一緒によく使います。

このハーブ感あふれる香りは、芯から癒される。

イメージ大事。感覚優先。

 

重たくてとっつきにくいと感じても、

ベルガモットブレンドしたりして使って行くうちに、

いつの間にか好きになっているかも。

 

 

〜あと、余談の中の話題で申し訳ないが

バジルの光毒性はアロマ長くやってても知らない人がいたりするので、

アンジェリカルートやクミン、トンカビーンズと同様に注意したい。

 

 

 以上です。

筆者の好きな香りを、今後も紹介していきます。

よろしくな。