おじさんがアロマをためすブログ

アロマテラピーを勉強中。試した香りなどを日記に残していきます。

ペパーミントってハッカ?

こんにちは、七瀬です。

蒸し暑く、優れない天気が続いています。

 

コロナ関連で外出もあまり出来ないし、

座り仕事も多くなるし、血行も悪くなるし、

夏なのに、部屋にこもりきりだと気分も鬱屈する。

 

少しでも気持ちを晴れやかにしたい
こんな時こそアロマの力ですね

 

今日は、リフレッシュにぴったりアロマ
ハッカ」について書いてみます。

 

 

もくじ

 

 

・ハッカって……ペパーミントと違うの?

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ハッカ(薄荷) シソ科のハーブです。

漢方薬、太田胃散にも含まれるメジャーなハーブですね。

 

ペパーミント
ハッカ 
スペアミント

 

ハッカとペパーミントは厳密には同じではありません

同じハッカ属ですが、色々種類あり、含まれる成分もけっこう違います。

お好きな香り選んでみてください。

 

特徴成分「l.メントール」を多く含むのはハッカです。
サクマドロップス」っぽくてキリッとスースーする。


ペパーミントはハッカと比べて優しくハーブっぽい感じでしょうか。
スペアミントはまた別系統な香り。面白いですね。

  

〜余談ですが、ハーブとしての歴史は、

スペアミントのほうがずっと長い。古代ギリシャの時代から。

ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交雑種と言われる。

日本では、薬草として大陸から渡来した漢方処方が平安時代以前からあるようだが、

西洋薄荷が流通し精油を使うようになるのは江戸時代も後期になってから。

 

 

 

・ハッカ油って、何?

ハッカ油は、薄荷から抽出された天然成分。
精油エッセンシャルオイルです。

 

健栄のハッカ油は薬局にもよく置いてあって、いちばんコスパがいいですね。

生活の木ペパーミント(3ml630円)より、ざっくりお値段1/5(笑)


健栄製薬 KENEI Pharmaceutical ハッカ油P20mL

 

 

 

北見通商のハッカ油は空港とかでも売ってますね。

冷涼な北海道生まれだからか、他のハッカ油よりまろやか感。

 
ハッカ油 20ml 北見通商 マスクアロマ 花粉 花粉症 殺菌 ミント コロナ 送料無料 マスク スプレー ボトル

 

 

シンエイのハッカ油、通販サイトでは割と見かけるが

検索しても会社がよくわからん。同名の会社が何件かあるし。

商品は、普通のハッカ油でした。 


ハッカ油 20ml

 

 

アロマオイルと同じ天然のものです。
油ではありませんが、油みたいに水に溶けず浮く。

植物から抽出した天然成分とはいえ
「化学物質」そのもの、ですので

 

・肌に原液を適当につけるような使用
・飲用、食品に混入したりするような使い方は、

 

健康を害する恐れがあるため、するべきではありません。

 

 

余談ですが、
真正ラベンダーもそうですが、冷涼地域、高山地域は「害虫」が少ないため、
その地域のハーブは、駆虫成分が少なくまろやかな香りになる傾向があるようです。

虫除け目的で使うなら、高級精油じゃなくてもいいかもね。

 

 

・ハッカ油の使い方

・かんたん芳香剤

一番簡単な使い方です。

丸めたティッシュに5滴〜10滴ぐらい垂らす。

これだけで、けっこうな芳香剤になります。

薄ければお好みで増やしてください。

 

ティッシュじゃなくて、脱脂綿、

または大さじ3程度の重曹でもよい。

 

例)

脱脂綿に、ハッカ油4滴、イランイラン精油2滴、マジョラム精油3滴

おりがみの薔薇を乗せて、トイレに置く。

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・アロマスプレー

お風呂掃除後の除菌、お部屋のデオドラントに。

釣り、バーベキュー、ハイキング中の虫除けにもオススメ。

 

スプレーボトル(50ml入るもの)を用意して、

・ボトルに無水アルコール5ml(小さじ1)入れて
精油10〜20滴入れて混ぜる
・精製水45mlほど足してできあがり。

人に向けてスプレーしないように。

 

 

●スプレーボトルはガラス製の遮光瓶がオススメ、

だいたい500円〜600円くらいで手に入ります。


変形、変質に強い!安心のガラス製! ガラス製 遮光瓶 スプレーボトルブルー50ml(ルームスプレー ボディミスト 香水 ボディスプレー アロマスプレー 虫除けスプレー)

 

 

アロマテラピーをやるなら、無水アルコールも必須です。

デッサンやるときのネリケシぐらい重要です

「消毒用アルコール」とは違うので注意


無水エタノール 70ml

 

 

〜大丈夫だとおもうけど、

アロマスプレーはファブリーズみたいに使ってもいいが、

お洗濯物に吹きかける際は、変色しないかどうか、

念のため、目立たない場所で試してからが良いですね。

 

 

 

 

・おすすめブレンドアロマ

柑橘系、ハーブ系と相性がいいと思います。
重たい香りも軽くしてくれるので、フローラルと合わせても良い。

 

ゼラニウム


生活の木 ゼラニウム精油 3ml 天然精油 エッセンシャルオイル アロマ Geranium


意外な組み合わせでしょうか?
ゼラニウムの欠点である「くどさ」「しつこさ」が
ハッカと合わさることで軽くて爽やかになる。

雨降りで陰鬱な気分の時は、ゼラニウムで華やかに。

スプレーを作って寝室に振りまいてます。

 

 

 

・グレープフルーツ


生活の木 グレープフルーツ フロクマリンフリー 精油 3ml 天然精油 エッセンシャルオイル アロマ Grapefruit furocoumarin free


柑橘とハッカはとても相性がいい。
私はグレープフルーツとのブレンドが好き。
男性用整髪料みたいなイケメンの香りがします。

柑橘系は、自律神経を整え代謝をアップさせ、

おまけに虫除け効果ありの、ダイエットサポートアロマですね。

光毒性(紫外線で変質し皮膚トラブルになる性質)のみ注意。

運動中ではなく、運動後のリラックスタイムにオススメです。

 

 

 

・シトロネラ


生活の木 シトロネラ・ジャワ型 精油 3ml 天然精油 エッセンシャルオイル アロマ Citronella Java type


ハッカの本領は「虫除け」にあり。

蚊よけに関しては、シトロネラ&ハッカは黄金ブレンドですね。

シトロネラはかなり強くレモンの香り。
シトロネラとハッカは1:4くらいがちょうどいい。

レモングラス、でも代用可。

ユーカリブレンドしても爽やか。

私は土っぽいアジアンなテイストが好きなのでシトロネラのほうが好き

 

 

 

・パチュリ


生活の木 パチュリ精油 3ml 天然精油 エッセンシャルオイル アロマ Patchouli


パチュリは、エキゾチックなシソ科のハーブ。

日本よりも更に蒸し暑い国インドで、古来より防虫防臭に利用されている。

重たくて墨汁のような匂いですが、
希釈し、ハッカと合わさると官能的でハーバルな香水のような香り。
部屋干しの生乾き臭予防に、ファブリーズみたいに使ってます。

パチュリ自体が、わりと強い香りなので、

隠し味みたいに少量ブレンドでいい感じ〜。

 

 

 

・マジョラム


生活の木 マジョラム精油 3ml 天然精油 エッセンシャルオイル アロマ Majoram

 

オレガノの仲間、優しくて温かい香りのシソ科のハーブ。
ペパーミントが爽やかさを、そのまま伸ばしてくれるイメージです。

これにティーツリーラベンダーもよくブレンドする。
霊感ある友達が除霊効果もあるとか言ってました。マジか。

こもった部屋のデオドラントにも良いし、

眠いのに、なんか眠れない」みたいな矛盾した不調を

ほどよく緩和してくれるイメージです。

パソコン作業中の肩こり予防、リフレッシュにも良い。

まさに今、執筆しながら芳香浴中です

 

 

 


・ハッカ油の注意点

ここからは、他ブログであまり語られない、

ハッカのマイナスイメージに触れてみます。

 

・風呂に入れるなら、注意して

ハッカ油、箱に「お風呂に」とか書いてありますが、

一滴だけでも、けっこう寒いです。

幼児やお年寄りには刺激が強すぎるでしょう。

 

お風呂に入れて使うなら(沐浴法)

必ず無水アルコールで希釈するべき。

 

〜私の場合は

小さじ一杯(5ml)の無水アルコールを小瓶に入れる。
精油10滴(ハッカ油3滴、パチュリ3滴、パルマローザ2滴、イランイラン2滴)入れる。
これで10パーセントの溶液。暗所で保存しておきます。

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このブレンド液を、湯船に5滴〜10滴〜15滴くらいかね、様子見ながら入れます。
(7〜8回分になりますね)

桶などでよく混ぜて入ってください。

 

無水アルコールと混ぜるのは、アロマオイルを水に溶かすため。
アロマオイルって、そのままだと水に浮いちゃうので、
風呂に原液を入れると、皮膚に原液のままへばりつく可能性があります。
皮膚に良くない。ハッカだと寒いを通り越して「痛い」です

 

 

〜過去記事参照

 

 

 


・肌に使わないほうがいいかも

ハッカは、トリートメントで使う場合は割と中級者以上向けだと思います。
刺激の強さに注意してブレンドするのよ。

適切に希釈したとしても、
清涼感はあるけれど、血行を良くするために火照る
ハッカは体温は下げないし。清涼感は香りのみです。

あとは、
おしぼりに染み込ませて使う〜のような使い方は、
かなり少量じゃないと、びりびり肌が痛くなる。
爪楊枝の先レベル」の少量でも、敏感な人には強い。

無水アルコールで希釈して数滴〜のほうが無難です。
原液はもったいないし。

とりわけ目に入ったらたいへんです。やるなら自己責任で。
人にやるなら「無断」はダメ

 

〜メントールは、たしかに筋肉痛を緩和したり呼吸を楽にする香りということで、

メンソレータムヴィックスヴェポラッブなどの軟膏

湿布にも、アンメルツとかにもにも添加されてるわね。

そこまで効能を期待するなら、無理してアロマテラピーせず、
適切に製造された市販のものを使うのが安全で良いんじゃないっすかね。

 

 

 

・刺激の強さ、ナメてない?

大げさに言いますが、原液を肌に直接つけるのは危険です。
ガチで原液で使うべきでない

ハッカ油原液を顔にスプレーし、刺激で痙攣発作起こしたお年寄りを見たことがあります。
「ハッカ油ごときで」とかいう家族様を説得して救急車呼ぶの、すごく大変でした。

シソ科の精油ですので、シソ科アレルギーの方は使えませんし、
人によっては、湿疹、徐脈性不整脈、偏頭痛を起こす可能性あり。

まかりまちがっても遊び半分で「ドッキリで使おう」などと考えないで。

ユーチューバーの方なども注意です。
アイヌの涙」などのハッカ油を風呂に入れて度胸試ししたりだとか、
いくらなんでも、そこまでして体を張らなくても良いでしょう。

 

 

 

・眠気覚ましになるのか疑問

受験勉強で集中するために眉間に塗る!
とかいうの聞いたことがありますが、

かえって集中できないと思います。原液を塗るのはダメです。

目覚めるアロマとしてピックアップされがちですが、
リラックス効果、血圧降下などの作用があったりして、
逆に眠くなる人もいるかもね。

効能を期待して使うものではありません
あくまで香りを楽しんで。

 

アロマの試験会場にてペパーミントのスプレー撒き散らしてる人、いました。

多少ならいいと思っている私でも、けっこうクサイと思ったぞ。

ミストが皮膚にかかったら寒いです。

公共の場で使う時は、とくに気をつけるべき。

 

 


・食用はやめとこう。

ミントティーが飲みたければミントティーを買いましょう。
適切に希釈された食用のハッカ油ならまあいいとして、

AEAJ日本アロマ環境協会でも、
エッセンシャルオイル、アロマオイルの飲用を推奨していません。
ハッカ油に関しても同じです。

検索すると料理レシピサイトでハッカ油使うものも出てきたりしますが、
私はオススメできません。やるなら自己責任で。
人にやるなら「無断」はダメ。

 

 

 

 

・百均のアロマオイルってどうなの?

ダイソーなどの百円ショップでもアロマオイル売ってますが、

あれは厳密にはフレグランスオイルで、
芳香剤、ポプリの香り付けとかに使うならいいけど、
お風呂や皮膚に使うような使用法は、やめたほうがいいと思います。

希釈されまくってて、やたら薄いですし。

検索してここに辿り着いたあなたには、物足りないでしょうよ

 

 

 

 

まとめ


ハッカをディスるつもりはないのですが、
刺激が強いアロマであることを伝えたい。

手軽に手に入る雑貨だけど、手放しで全てが全て安全じゃない。
ハッカに限らずアロマ全般に言えることですね。

 

ハッカは、私が「安全性」について勉強したいなって思った
きっかけの香りです。

 

これからも説明書には書いてない使用感、感想、
使ってみた本音、感じた注意点など、


今後とも書いていこうと思います。

以上です。七瀬でした。