おじさんがアロマをためすブログ

アロマテラピーを勉強中。試した香りなどを日記に残していきます。

ヒヤシンスの寄せ植え

今年はあまりガーデニングに力を入れていないのですが、

ヒヤシンスの球根を5号鉢(直径15cm)に植えまして

玄関に置いています。

 

すごく甘くていい匂いがします。

天然の芳香剤ですね。

 

ヒヤシンス、キジカクシ科ツルボ亜科ヒヤシンス属。

あれ、ユリ科じゃないの?

 

ヒヤシンスについて少し調べたので書いておきます。

 

 

 

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二月五日。花がつやつや。

花の一つ一つは、タコさんウィンナーベルみたいな形状。

花びらは六曜、ひとつにくっ付いていますね。

室温が高いので、花は一週間ぐらいで終わってしまいます。

 

 

 

 

・キジカクシ科!? ユリ科じゃないの?

ヒヤシンスは、ユリ科だと思っていたのですが

キジカクシ科」に変わっていました。ムスカリも。

 

DNA分析の進歩により、植物分類も新しくなっており

1998年にAPGという被子植物分類の初版が公表されたと。

 

その最新版APG3によると、

ヒヤシンスはアスパラと同じく「キジカクシ科」なんですって。

アスパラガス科、クサスギカズラ科ともいう。

Asparagaceaeって書いてました。アスパラじゃん!

 

 

このキジカクシ科。

スズランアスパラは、まあまだなんとなく分かるのですが、

観葉植物のリュウゼツランドラセナも含んでいます。

ふしぎですね。

 

ヒヤシンスはツルボ亜科。

ツルボ亜科は、ヒヤシンスの他に、早春の球根植物があるようです。

オーニソガラム、ムスカリチオノドクサ

寒さにとても強く、北海道でも宿根します。

放置でもいけるけど、

夏に掘り返して植え直したほうがうまくいきやすい気がする。

 

 

 

・ヒヤシンスは初心者向け?

簡単です。水栽培できるほど強いので、

無茶な寄せ植えでも期待通り咲いてくれる。

花を咲かせるだけなら、日陰でも大丈夫です。

 

ただし、手放しで、なんでもうまく行くわけじゃない。

チューリップやムスカリもそうですが

秋植え春咲きの球根植物は、寒さに当たらないと花芽を作らない。

冬の寒さに当てる必要があるわけですね。

 

こちらは北海道。

室内は暖房完備なので、暖かいです。

お年寄りのいる家庭だと、下手すると夏より温度が高い。

(ゆえに、北海道人はコタツに馴染みがないし)

(寒さに弱い人がわりと多いです)

 

ヒヤシンスを室内に置いておくだけだと、

暖かすぎて、うまくいかないのです。

1ヶ月半から2ヶ月。寒さに当てたい。

二月に咲かせるなら、12月ぐらいには植えてしまいたい。

 

 

そういうわけで、うちのヒヤシンスも、

玄関の外、玄関フードに置いていました。0度くらいなら平気です。

 

しかし、さすがのヒヤシンスでも、

植木鉢だと氷点下2桁の寒さは、凍ってダメになる。

地植えなら平気なんですけどね。

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室内にとりこんだので咲きました。

暖かいと、成長が早くて楽しい。

 

子供さんと水栽培して楽しむと

とてもよい情操教育になると思う(私には子供がいませんが)

 

詳しく調査してないのですが

10度〜15度あれば、ぐんぐん伸びて咲くと思います。

 

陽の当たる方に伸びていきますので、

毎日、くるっと植木鉢を回しましょう。

同じ角度で日が当たり続けると、

傾きすぎて倒れるかもしれん。

 

〜〜余談〜〜

温度が低いほうが色が濃く、

温度が高いと、薄くなる。

 

上の写真だと、左端と中央のピンクが同じ球根からの花ですが

寒いところから移してきてすぐ咲いた左に比べ、

暖かいところに移って数日経ってから咲いた中央の方が

薄いピンクになりました。

 〜〜余談、終わり〜〜

 

〜〜余談2〜〜

植物は太陽を目指して伸びていきますが、

これは日光に当たった部分の成長が抑制され、

陰の部分が多くのびるため、です。

太陽光が見えているわけではない、のですね

〜〜余談2、終わり〜〜

 

 

 

こちら北海道は、ヒヤシンスが普通に咲くのは、

5月ゴールデンウィークから半ばぐらいでしょうか。

桜より遅く、チューリップより早いイメージ。

日当たりに左右されやすいです。当然ですが暖かいと早いです。

 

4月の早い頃に暖かい日が続いて、芽が出て

突然寒さが戻ってきて凍って腐る〜っていうこともある。

 

簡単な割には、なかなかうまくいってくれない。

 

 

 

・花色と、咲く時期の謎

ネット調べの限界です。図書館でもよくわからなかった。

私の勘違いでしょうか、

チューリップもそうなのですが、

 

紫や赤は割と早く咲く。

白や黄色は、遅く咲く。なぜなの?

 

勝手な推論ですが、

 

春の花は、早く咲きすぎると

雪にまぎれて、白い花だと目立たなくて、虫が来なくて種を残せなかった。

そうしてるうちに、白い種類は遅く咲くものが残って進化した

という、本当に根拠のない勝手な想像です。

 

品種によっては早咲きの白もあると思うんですが、

ホームセンターなどで選ぶと、だいたい白は遅咲きです。

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2月11日。

「紫、ピンク」→「赤」→「白、黄色」

の順に咲きました。

庭植えする場合は、色を揃えて咲く時期を揃えると見事です。

 

ご覧の通り、全草がこじんまりしているので、

他の植物との寄せ植えにも最適です。

冬〜春の園芸植物だと、

プリムラ、ガーデンシクラメン、ハボタン、

ビオラ、カルーナ、スイートアリッサムなど

 

根元を隠してもいいし、

あえて球根と土を見せるように植えてもファンタジー感がありますね。

 

ヒヤシンスは植え替えるとダメになるので、

球根のころに植える位置を決めて、あとは動かさない〜

あとから、隙間に他のものをコソコソ植えます。

もしくは、ムスカリなど、同じような球根植物と一緒に植える〜

 

 

 

・ヒヤシンスってどんな匂い?

百合の花に似てますね。甘くて香水のような

ちょっとクドい花の香りです。

玄関の芳香剤がわりに五本あれば、十分に香る(陽が当たると臭いかも?)

私はけっこう好きな香りです。

 

 

アロマオイルだと「イランイラン」が一番近い香り。

イランイランよりはクドくない。

ムーディで「官能的」な匂いです。

 

ヒヤシンスの名の由来は、

ギリシャ神話の、同性愛者の美青年ヒュアキントスに由来するとのこと。

ヒュアキントスは医学の神アポロン♂といい感じだったが、

西風の神ゼピュロス♂も、ヒュアキントスに恋していて

嫉妬したゼピュロスが風を起こして、

アポロン♂の投げた円盤が、ヒュアキントスの頭に当たって命を落とす

 

という、薔薇薔薇した私好みのお話!!

ヒアシンスは、その名に恥じぬ、美しい香りです。

 

ヒアシンスアブソリュートなるアロマ精油も、無くはないようですが、

お値段が高かったので、見なかったことにします。

 

 

 

以上です。

暦の上では春だけども、、、

春が待ち遠しいですね。